『チゲは、スキヤキの兄弟か?ー2004年11月のソウル観光日記。その4』ジュリアス・スージーさんの日記

レビュアーのカバー画像

Eat for health,performance and esthetic

メッセージを送る

ジュリアス・スージー (男性・東京都)

日記詳細

チゲ、そう、チゲなんだ、ぼくはいまチゲについておもいをめぐらせている。チゲは、韓国料理の代表的なメニューであり、家庭でも、大衆食堂でもみんなよく食べているし、またちょっと高級そうなメニューのなかにも、チゲは必ず入ってる。(日本でも、韓国料理好きなら、チゲ鍋の名で有名だ。ただし、チゲという言葉は鍋料理の意味だそうなので、ちょっとチゲ鍋という呼び方はへんかも、らしい。ま、そんなことはあんまり重要じゃない。)


ぼくは最初、このチゲはミソ汁に似てるかも、とおもった。でもね、よく考えた結果、スキヤキの方によりいっそう似ているかなぁ、などともおもいはじめている。とりわけテンジャンチゲなんか・・・。もっとも、味噌が違ってチゲの方はコチュジャン味だけれど。いや、スキヤキ以外にも日本にはいろんな鍋料理がある。このチゲ、和食との姻戚関係をすんごく感じるんだよなぁ。


むろんチゲと一口に言ってもいろんなチゲがある。テグチゲ(タラ鍋)、クルチゲ(牡蠣鍋)、テンジャンチゲ(味噌鍋)・・・。たとえば、テンジャンチゲは、辛味噌コチュジャン味の鍋で、具は、豆腐やネギ、場合によってはアサリなどを入れるようだ。ダシは、アタマとハラワタをとったイリコをこまかく砕いたものと、牛のダシだそうな。(どうやってとるのかな?)チゲは、ひとりぶんの鍋(=器)でサーヴされる(もしかして食堂だけ?)。


韓国の人は、チゲ(鍋料理)と、タン(スープ)を分けて呼ぶ。タンとは、コムタンとかサムゲタンのタンだ。(もっとさまざまなタンがある。)


考えてみれば、日本も一応そうかもね。鍋料理は鍋料理で、はりはり鍋とか、ちゃんことか、鶏の水炊きとかいろいろあって、で、他方に汁ものは、ミソ汁~豚汁~お澄まし~お雑煮? 


ただし、牛系のスープは、日本にはなかったね。トンコツも博多ラーメンくらいかしら? いや、博多には鶏の水炊きがある。京都のはりはり鍋のダシは、どうだったっけ? ああでもない、こうでもない。 


いやね、こうして見ると、韓国料理と日本料理のあいだの、近さと、そして近さゆえの違いもまた、見えてくるじゃないの。おもしろいねぇ。このあたりを、もうちょっとスッキリと、とらえられたらいいのだけれど。チゲについてももっと知りたい、そして日本の鍋料理について、もっと知りたい。それらはひそかに通じ合っているに違いないから。


https://www.doom.now.cc/rvwr/000436613/diarydtl/170198/へ続く。
ページの先頭へ