レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2016/11訪問 2020/02/11
金沢の市街、主計町茶屋街の外れ?にある鮨店。銀座などで修業されたご主人が、比較的最近に開かれたお店ということです。金沢と言えばお鮨ということで、今回の旅の中のメイン・イベント的にw良さそうなお店を探している際に予約できた次第。
金沢の茶屋街でも最も大きいと思われる、ひがし茶屋街のすぐ近くにある主計町茶屋街。浅野川の川沿いにあるこちらは、こじんまりとしていますが、逆に今でも料理屋さんばかりがあり、リアルな料亭街の趣きがあります。そんな中にあるこちらの鮨店に訪問させていただきました。今回の金沢への旅行は、大きな目的が二つ、21世紀美術館ともう一つは鮨店となりました。美術館は個人的には好印象。気軽に訪ねられ、日常的に作品と触れあえる(一部の作品・エリアは無料でアクセスできます)装置として、素晴らしいと思います。
そして次なる目的の当店へ。アクセスは住宅街の中にひっそりとあるお店といった風で、わざわざ訪ねる人しか恐らくいないと思います。店内はテーブル席もお持ちのようですが基本はカウンター席。白木の綺麗なカウンターに並んで。お料理は、お任せのコースのみということで、カウンターの上の品書きはドリンクのみの表記です。お酒は、日本酒と焼酎、ウイスキー。まずはビールで喉を潤します。日本酒は石川の地酒のみ?、やはり地元のお酒を揃えていただけているほうが旅の身には嬉しいですね。
お料理の方は、お酒の肴にまさにぴったりなアテから始まっていきます。基本的には魚だけで構成されています。この日は、少し熟成させたような見た目、風味のある鰹から。一口食べた瞬間から、日本酒が欲しくなってしまって困りましたw。その後の数々もお酒と共に楽しむのに申し分ないです。どれも素晴らしい品が続いていきましたが、中でもこの日は香箱蟹の椀物が繊細な味でとても楽しめました。
そして握りへ。素材の良さは勿論、ひと手間かけた握りも素晴らしく美味しいものばかりです。中でも印象深かったのは、胡麻の風味を纏わせた烏賊、トロ以上の脂を宿した寒ブリ、肝と一緒に握った鯛などは悶絶モノの美味しさでした。その間にもお酒は進み、宗玄の純粋無垢、加賀鳶、神泉の機内酒などを。味の素晴らしさに加え、大将の人柄が伝わってくるような雰囲気の中、ついつい楽しく飲み過ぎてしまう夜となりました。また来たいです。
2位
1回
2016/05訪問 2016/05/05
西麻布にあるワイン・バー。ワイン・バーのスタイルで営業されているお店ですが、お皿のクオリティは並のフレンチ以上だと思います。お値段も内容を考えたらバーゲン・プライス。その上、ワインもお値頃感のある価格・内容。1軒めで行くワイン・バーとしては、これ以上は中々望めないと思える素晴らしいお店。
六本木と広尾の中間あたりのロケーション。外観は普通のマンションのようなビルですが、そこを地下に降りていく階段を進むと様々なワインの空瓶が並び、その先にお店があります。カウンター席が7~8席程あり、奥は半個室状のテーブル席になっています。カウンターにはライトアップされたワインが並び、バック・バーも裏手からセラーになっているスペースです。お料理は、プリフィクスのコース・スタイルで5,000円。チョイスによっては+チャージです。ワインはリストは勿論、グラスは白・赤が2~3種づつ程に、シャンパーニュもあるのは嬉しいです。ちなみにお値段はそれぞれとても破格。
この日は、プリフィクスのコースを。シェフのご出身のスペシャリテと、時期柄のホワイト・アスパラのお皿を。人参のムースは滑らかな食感とコンソメの旨みが調和しており、鉄板の味わいの一品ですね。ワインはサンセールから。ワインは全て?フランスのものという拘り様。あっという間にワインがすすみ、ヴィオニエに。お皿はホワイト・アスパラへ。塩気がしっかりある味付けでワインのお供に素晴らしい味わい。ブルゴーニュへと移りかわり。
お肉料理はメインへ。仔羊のロースト。柔らかくジューシーな仕上がりです。お伴はヴォーヌ・ロマネ。若々しさに溢れながらも、ピノらしいエレガントなニュアンスを持っているのはさすがです。ヴィンテージにしては力強い印象ももちましたが、それは造り手の個性でしょうか。
コースの最後は、デセール/フロマージュ/〆ごはんをチョイスできるというユニークなもの。お腹の具合に合わせてこの日は〆ごはんに。この日は烏賊墨のパスタ。幅広なパスタはこれもしっかりと味が極まっていて、最後まで飲みたくなるものw。
お料理は一級のフレンチの質にあり、ワインも素晴らしく、雰囲気はファッショナブルではないシックなものと、この立地らしいとても洗練された印象でした。お料理・ワインどちらに楽しみのウェイトを置いたとしてもまた来たいと思える、希少な1軒です。
3位
1回
2016/12訪問 2017/01/03
赤坂見附の路地沿いにある鮨店。昼食時にしか伺ったことは無いが、立地らしい本格感があるお鮨を立地らしからぬコスパで楽しめる素晴らしいお店という印象です。そのうちに夜も訪ねてみたいと思っているお店の1つ。
赤坂見附駅から徒歩で5分弱ほどの所にあるお鮨屋さん。場所は土地感がないと分かり辛そうなところ。決して見栄えのする建物ではないので(失礼)、知らなければ大きな期待をもって訪ねる感じではないかもしれませんが、少しだけ伺える中の様子はすっきりとしていて和食店に期待する凛とした雰囲気が感じられます。お店の軒先に価格を書いた台が出ており確認できるのは心強いw。この日は少し奮発したランチを覚悟して入店しました。
お店の中はやや狭めですがL字状になったカウンターで8席程、まだ新しさを感じるクリーンな内装です。ランチはベースのものからお任せ(このコースのみ予約ができるよう)まで4種ほどのプライス・レンジです。この日は一番ベースのもの(1,550円)でお願いしました。お鮨が9貫+巻物1本というもので、普通の食事量であれば、これでもお昼には充分な量かと思います。大将が握っていくお鮨は、もっとお気軽なお鮨屋さんのものと比べたら、種もシャリもはっきりと質がよく、それらのお店での支払いを考えたら明らかに大きいお金を払っているのにも関わらず、このお店のコスパを感じてしまうほどです。
ランチは、色々な状況でやっていたりやっていなかったりの様な感じがしますが、通りかかって空いていたら入りたいと思いますし、冒頭にも述べた通り、夜に是非一度来てみたいと思います。
4位
1回
2016/09訪問 2016/09/22
神泉の駅から徒歩数分ほどの場所にあるバル・スタイルのお店。とは言えお料理はしっかりしており、気兼ねなく通えるお店としてはかなり美味しいお店だと思います。ドリンクは、ヴァン・ナチュール系が中心。そちらが好きな方は+0.5の楽しみがあるでしょうw。
マイ・レビュア様のレビュを見て気になっていたのを、比較的行きやすい場所だったのと、急遽機会発生&予約ができたwということで訪ねてみました。開店して間もないということなので、さすがに小奇麗な店内。L字状のカウンターが6~8席程にテーブル席という店内。カフェっぽい雰囲気の明るめのトーンです。
黒板に書かれたメニュウを見てオーダを。名物と銘打つポテト・サラダや全て手打ち麺というパスタからタリアテッレなど。飲み物はビール!から始まり、ワインに。これはと思った、ダミアンのピノ・グリージョはなかなか変態度合の高い一品w。白とは思えない赤紫色の液体は、芳香がうねる様で、味わいも赤ワインと言って差し支えのない渋みを備えていて、カテゴリに縛られなければノン・ジャンルの単純な飲み物として美味しいです。
お料理はポテト・サラダが秀逸でした。マッシュ状のポテトに、半熟卵がトッピングされている濃厚な味わいで、お酒のお供にぴったりなリッチな味。アテにはたまりませんね。パスタもソースがしっかり調理された内容で、お値段考えたら是非とも訪ねる度に食べたい一皿。
ということで、立地もよく、お料理もお酒も良いという素敵な1軒。機会があれば何度でも立ち寄りたくなります。
5位
1回
2016/04訪問 2016/05/01
赤坂の街中にあるビストロ。決して華美であったり何か目新しい感じがするわけでもないが、その骨太なお皿で楽しませてくれるタイプのお店と言えるでしょうか。このお店の雰囲気、味に惚れた方が通う堅実なお店という感じがします。
赤坂駅から徒歩で数分。決して分かりにくい程に奥に入っているのではないが、目抜き通りに面している訳ではないので、日常的に行動する場所ではないと若干分かり辛いかも知れません。お店はガラス張りで外から中の様子が分かる感じになっています。店内はそこまで大きくないフロア。カウンター席が4席程に、テーブル席が4卓ほどの小さなお店。メニュウは、ドリンクが~30種ほど(とはいっても大部分がワイン)に、料理で10数種ほど。前菜からメインまで、数種づつとかなり絞った構成。しかも開店当時からほとんどメニュウの変更がないというから尚のこと。
この日は、やはり鉄板と言えるメニュウの選択を心に決めていたのでw、そのあたりから。前菜(的なもの)から、ラタトゥイユ、とても出来がよくなっているというフォア・グラのテリーヌ、このお店といえばのスープ・ド・ガルビュ、牛ほほ肉の赤ワイン煮込みをオーダ。このお店にして何の遊びもない選択ですw。
飲み物はボランジェのハーフをスタータに。ラタトゥイユは、とても綺麗な味わい。相当昔に初めて食べたこの料理が水っぽくあまりおいしいと思えなかったために、いまだにあまりこの料理に良い印象をもてていないのですが、こちらのラタトゥイユはとても澄み切った酸味やトマトの風味が上品で素晴らしいお皿です。
フォア・グラはしっかり濃密で食べ応えのあるお皿です。お供はシャンパーニュでしたが、ジュランソンの甘口あたりで食べたかったかもしれませんw。ワインは、ガイヤックだったかのナチュール系に。基本的にワインも南西地区のものがほとんどいう割り切りが素敵です。
そしてこの日の心の中でのメイン、スープ・ド・ガルヴュ。味わいは様々な具材を白いんげん豆のスープの中に溶かし込んだ厚みのある味。しっかりした白ワインあたりが合いそうなガッツリ系です。お腹が膨れるスープとでも言えばいいのかw、郷土料理らしい濃厚な味わい。
牛肉ほほの煮込みは、ポーションはそれなり(1人1皿でもいいかも)ですが、こちらも丁寧に作り込まれたお料理ならではの密度のあるお料理です。旨みがしっかりとお肉にも残っており煮込んだシチューと絡めて食べると更に美味しい。
そして、最後にタイミングを合わせて焼き上げられるカヌレ。温かさを残していて生地も柔らかく、風味がたおやかです。お客さん毎の食事のペースを見て、外さないようにつくるのだとか。言われてみれば途中でシェフが店内の様子を伺っていましたw。珈琲あたりを頼んで一緒に味わえば最高ですね。
帰る際にはシェフがわざわざ送ってくださいます。お忙しいのにありがたいです。お店の方々の心の通ったお店。このお店の味を欲した際に、また訪ねたいお店です。
6位
1回
2016/09訪問 2016/10/01
下北沢の駅から徒歩10分弱の所にある、この地域ならではの喧噪を越え住宅街の景色を呈してきた辺りにあるイタリアン。店名にバールとはありますが、お料理はトラットリアといって差支えのないクオリティ。店内はカウンター状の造り(席として使っているのか分かりません・・)に、テーブル席が7,8卓ほど。ノン・クロスですが、タイルの装飾が天板にある雰囲気のあるものです。
この日は前菜を軽くからのプリモ、セコンドものと。それぞれ分量は控えめ(この日はシェアだった為。ちなみに各お皿はひとつが一人前という換算でちょうどいいと思います)に。前菜からイタリアンにありながらも繊細な味を感じられます。一番、良かったのはパスタ。ラグ―のソースのものと、ジェノヴェーゼ・ソースのものでしたが、それぞれよくパスタに絡み、パスタも手打ち?のような独特な食感・味わいのあるもの。続いたセコンド(鴨、鹿)もソツがなく纏まっている印象でした。ドリンクはイタリア・ワインが主体。グラス~ボトルとチョイス可能で、飲み方に合わせて。
気兼ねないイタリアンとして充分な美味しさがあり、行動範囲内にあればその楽しさを最大限に活用できる気がするお店。また機会があれば訪ねたいです。
7位
1回
2016/07訪問 2016/08/15
西早稲田にあるイタリアン。一見、カジュアルなお店に見えそうですが、「日本で唯一のアブルッツォ料理」を謳っておられたり、日本人向けの味にしたらダメよと言っておられる?というだけあり、塩気のきまったお皿の数々が楽しいお店です。
高田馬場駅から徒歩10分弱、西早稲田駅からなら5分ほどでしょうか。某国大使官邸のすぐ近くのお店。雰囲気はカジュアルなイタリアンといった体で、入り口は左程広さを感じさせないものの奥にテーブル席のスペースが広がり、キャパシティがあります。
料理はコースかアラカルトのチョイスが可能です。今回はアラカルトでお願いし、このお店ならではのカラーがあるようなものを選ばせていただきました。前菜盛り合わせに、パスタ、自家製のサルシッチャをベースにしています。飲み物はアルコールはワインが中心。料理は地域名を打ち出しておりますが、ワインはイタリア各地から、という感じです。食事に寄り添いやすいトレビッアーノの白を。
待つこと少しで供された前菜のプレゼンテーションから迫力があります。サラミなどを載せながら、かなりの大きさのプレートにしっかりと盛られています。そのボリュウムはこれだけでも結構お腹に溜まりそうだなと予感してしまうくらいw。取り分け、食べ始めるとそれなりにちょうど良いくらいではありましたが。色々な郷土色のある前菜達。
この後のパスタ類が個人的にはこの日の白眉。魚介のショートパスタも味の密度が良かったですし、ラグー・ソースのキタッラに至ってはオーナーおすすめというパッパルデッレよりも美味しかったwようにさえ感じました。パスタの絶妙な茹で具合と、塩気のきまり具合のバランスが素晴らしいものでした。
自家製というサルシッチャはキッチンの前にぶら下がっている様からもその本格派具合の伝わってくるもの。実際に食べてみても肉々しさがしっかりとしていて期待通りのお味です。この後、ドルチェをお願いして〆。
全体的には、華やかなリストランテというよりは、地に足のついたトラットリアという屋号通りのお店。外食の醍醐味を感じられるお皿が楽しめる秀逸なお店だと思います。
8位
1回
2016/01訪問 2016/01/04
少し前に下高井戸から経堂に移転したワイン・バー。ワイン・バーの中でもやや高級な価格帯にはなりますが、それに見合ったワインが供される印象があります。気兼ねないカジュアルな機会に、寛ぎながら美味しいワインと料理を楽しむのにちょうどいいお店だと思います。
経堂駅から徒歩で数分。路面店で更に外にワインのボトルが大小ありますので、それを目印にしてもいいかもと。店内は少しの段差がありますが、カウンター席が6席程に、テーブル席が5,6卓ほどです。壁はコンクリート打ちっぱなしのアーバンな雰囲気ですが、テーブルなどにウッドを配していて、適度に柔らかい印象も与えてくれます。移転前の店舗は少しのアヤしさを残した不思議な印象がありましたが、こちらは比較的朗らかというか明るくリラックスした雰囲気に感じられます。
この日は食事を兼ねて。まずはスパークリング(キュヴェ・アンジェリーヌ!)で喉を潤しながらのメニュウめくり。メニュウは以前と同じ体裁でまとめられています。前菜、フードなどのお料理は各数種。その日のおすすめが黒板に書かれています。ワインはグラスで全10種ほどにボトルは色々と。オーダは白子のフリット、エゾ鹿のローストなどをお願いしました。
最初は、白子のフリットから。トリュフ塩を添えたシンプルなフリットですが、単体での味ももちろん、トリュフ塩を絡めたときの風味が良く、それをほおばりシャンパーニュを呼び込むと、悶絶寸前の旨みでした。その後は馬肉のタルタル。胡椒のニュアンスがキツめに効いており、そのときグラスでお願いしていたのバンドールのスパイス感とほどよく合います。鹿肉のお皿も、お値段の割にはポーションしっかりとでいただけます。下高井戸のときとプライス自体はあまり変わっていない印象ですが、ポーションはやや充実した気もします。2人でシェアしながらなら、1皿を1品としてコース様にお皿数をチョイスしていくと、0.8人前くらいのボリュウムで仕上がる印象でしょうか。
ワインは相変わらずの充実度。ワイン会なども時々行われているようです。リストも南アが以前より充実しているような気がするのと、その中でもクリスタルムがあったりと「旬」も取り入れられている印象で、色々飲みたくなりますね。。。グラスも日によるとは思いますが様々な産地があり、フライトをしたくなってしまいますw。近所にあったらちょいちょい寄りたくなってしまう、魅力に溢れたお店です。
今年は8回目。(※④と⑤は最終的に↓コメントの順です。)
①鮨 木場谷…和食に以前よりも興味が強くなる中、金沢のお鮨という念願の1軒。期待に違わぬ素晴らしい1食でした。
②ボン・ピナール…お皿もお酒も良かったバランスの良さが記憶に残った1軒。
③鮨 かみやま…少し奮発すれば訪問できる日常の中にある贅沢なお鮨。
④COMME A LA MAISON…しっかりと地に足の着いた安定感を感じられるさすがの1軒。
⑤AURELIO…気軽に訪ねられる旨いイタリアン・バール。
⑥BAR ALIMENTARI DANIELA…住宅街にありながらレベルの高いイタリアン。
⑦TRATTORIA DAI PAESANI…ワインが美味しく進むトラットリア。
⑧MITSU-GETSU…移転されて総合力の上がった印象があります。