「MAGMA」
ジャンル…WINE(Red)
原産国…Etna/Sicilia/Italy
生産者…Frank Cornelissen
Vintage…NV(2001)
価格…¥16,000-程度
インポーター…㈱ヴィナイオータ
シチュエーション…自宅/グラスⅢ、ラディコン・ビッキエーリ
特徴…フランク・コーネリッセンさんのワインです。たぶん、知っている人しか知らない造り手さんなのかもしれません。
でも、サノ・ヨーコさんの熱い書き物をRWGで読んでしまい、どうしても手に入れたかったワインです。
そして、手に入れたあとは、いつ飲んでいいかが分からなくなってしまったワインですw。
何しろ、弩級の自然派。自然派のワイン、美味しいも不味いも知っているからこそ、
ワイン・マニアックな人以外にはおいそれと紹介できません。
そして、極近い友人にはワイン・ホリックな人間がいません(泣)
でも、2012年の5月に、フランクさんご自身のテイスティング・コメントで「このワインは今がピーク」と
書かれていたのを知って、このワインは、早急に飲むべきだとの判断に傾きました。
落ち着けても落ち着かない澱。透明な澱、なんですかね。上澄みをグラスに入れても、不純物で一杯です。
少し、揮発酸を感じさせる香り。アルコール感の高い香りは、フランスで言えば南西部を思い起こさせます。
口に含むと、香りから想像させる通りの味わい。
グルナシュ、シラーを少し大人しく、また上品にしたような味わい、コクです。
不思議なワインで、飲み始めは「アレ?こんなものかな?」と思っていた味わいも、
杯が進む程に、深く、旨くなっていきます。しまいには、ボトル全部を飲んでしまいたいのを、
興味本位で翌日キャリーするために、かろうじて一杯分だけ(我慢して)残す始末w。
美味しくはないです。洗練はされていません。でも旨いワインです。良くも悪くもどぶろく的。
飲みながら、その香りで涎が出てくるワインなんて、そんなにあるものでしょうか?
最近は少し造り方を変えられたそうなので、こういう味わいはしていないのでしょう。
生産本数から言っても、もう二度と出会うことはないでしょう、一期一会のワインです。
でも、また同じプライスで買えても買わないかもwな、極めて刹那的なワイン。
飲みながら、浮かんだ情景は、蓬莱。
陰翳の愉しさ、美しさをもっとも表現していた(と個人的に思っている)あの宿の、うつくしいたたずまい。
こういう、極めて可憐な、華奢な、でも心をとらえて離さない味覚体験を味わえるから、ワインはやめられません。