予感的中、日記下書きしてました。
サンドリアの札駅自販機は健在ですが、こちらは掲載保留…消されるのか
地下鉄南北線すすきの駅のコンコースを歩いていると、
ふと視界に飛び込んでくる一角があります。
そこだけ妙に愛嬌があるのです。
白と黒のパンダ、
サンドイッチのフィルムにパンダ、
あちらにもこちらにもパンダ。
そして、整然と並ぶ色とりどりのサンドイッチたち。
思わず足を止めてしまうのは、
単なる自動販売機ではなく、
ちょっとした「食のショーケース」
のような存在感があるからかも知れません。
【Mog&CoCo 地下鉄南北線すすきの駅コンコース(モグアンドココ)】
サンドイッチの自動販売機です。
札幌市内では24時間営業のサンドイッチ専門店として、
広く知られている「サンドリア」が親しまれていますが、「Mog&CoCo」はまた異なる個性を持っています。
「サンドリア」が日常に寄り添う街のサンドイッチ店だとすれば、
「Mog&CoCo」は具材のボリューム感や独創的な組み合わせで楽しませる、
遊び心のある手作りサンドイッチの世界を展開しています。
そのため両者は競合というよりも、
それぞれ異なる魅力を持ちながら
札幌のサンドイッチ文化を支えているように感じます。
すすきの駅コンコースに設置された自販機は、
地下街ポールタウン入口付近、
1番出口近くという人通りの多い場所にあります。
通勤や通学の途中、飲食店が閉まった深夜帯、
あるいは飲み会帰りの小腹を満たしたい時間帯にも利用できる24時間対応。
時間に縛られず購入できる気軽さも大きな魅力です。
自販機の外観は、すすきの駅限定仕様ともいえるパンダデザイン。
遠目からでも目立つ可愛らしいビジュアルですが、
よく見ると商品写真がずらりと並び、
そのどれもが目を惹くほど具材たっぷりです。
ショーケースを眺める感覚で見入ってしまいます。
「Mog&CoCo」最大の特徴は、その圧倒的な具材量にあります。
単なる「挟んだだけ」のサンドイッチではありません。
具材がパンの厚みを超えて存在感を放ち、
断面そのものが商品の魅力を語っています。
中でも看板商品であり、
不動の人気を誇るのが「はみだしたまごサンド」です。
名前に偽りはありません。
袋越しでも分かるほど
たまごフィリングがぎっしり詰め込まれていて、
一口かじれば文字通り中身がはみ出してきます。
たまごサラダは濃厚ながら重たさを感じさせない絶妙な味わい。
マヨネーズの酸味は控えめで、
卵本来の甘みとコクが前面に出ています。
さらに隠し味として和風だしの旨味がほのかに効いていて、
後味にはどこか親しみやすい和のニュアンスも感じられます。
大きめに刻まれた白身はプリッとした食感を残し、
なめらかな黄身とパンとのコントラストが楽しいです。
しっとり柔らかな食パンはほんのり甘く、
小麦の風味を感じさせながら、
たまごの濃厚さを優しく受け止めています。
ボリューム満点でありながら不思議と最後まで飽きることがなく、
人気商品として長く支持されている理由がよく分かります。
ラインナップも非常に個性的です。
BLTサンドやハムチーズサンドといった定番はもちろん揃っていますが、
しば漬けサンド、いぶりがっことクリームチーズサンド、
明太ごぼうサンド、フライドポテト、かぼちゃサンドなど、
一般的なサンドイッチ専門店ではあまり見かけない組み合わせも豊富です。
和の食材や発酵食品を巧みに取り入れたメニューは、
北海道らしい自由な発想と創意工夫を感じさせます。
一方でスイーツ系も充実しています。
フルーツやクリームを使った甘いサンドイッチは、
軽食としてだけではなくカフェスイーツ感覚でも楽しめます。
食事として購入する人もいれば、デザート代わりに選ぶ人もいるでしょう。
全体では50種類以上のメニューの中から
人気商品約26種類が厳選され、自販機内に並びます。
そのため訪れるたびに異なる商品と出会える楽しさもあります。
また、自販機ならではの無人販売スタイルは、
必要なときに必要な分だけ購入出来る気軽さがあります。
深夜でも早朝でも、
ふとサンドイッチが食べたくなった時に利用できる安心感は、
繁華街すすきのの立地と非常に相性が良いと感じます。
現代的な自販機でありながら、
そこに並ぶのは人の手で丁寧に作られたサンドイッチ。
機械的な販売方法と手作りの温もりという、
一見相反する要素が自然に共存しているのも面白いところです。
なお、購入時は現金専用となっているため、
その点だけは事前に確認しておきたいところです。
華やかなネオンが輝くすすきのの地下で、
静かに24時間営業を続けるパンダたちのサンドイッチ売場。
それは単なる自販機ではなく、
忙しく行き交う人々に小さな満足と少しの遊び心を届ける、
地下街の小さな食のオアシスなのかも知れません。