レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2009/11訪問 2009/11/18
ご近所のデルレイと双璧を成すチョコレートブティック。
「ショコラ」という単語の響きの美しき誘惑。
ラ行で終わる軽やかな音とショという始まりの音。
単語一つがその商品の楽しさを物語ります。
ショコラ。
頂いたのはショコラグラッセ。
ミルクを使わない冷たいチョコレートドリンク。
シャンパングラスに注がれた液体は重く揺れるのです。
それほどに滑らかに研ぎ澄まされたカカオだからこその動き。
ここのバーは岩田屋にありながら、扉を閉めた瞬間から別世界が始まります。
静謐な空間に穏やかなライティングと落ち着いた色合いのソファ。
BGMすら記憶にありません。
自慢のマカロンをメニューから選び、ショコラはバーの反対側のカーヴから選びます。
カーヴへ行くには扉を2つ開けて移動。
ここは店員が実によく教育されており、無駄な動きはありません。
まるで高級ホテルのスタッフのよう。
気持ちいい時間を過ごすための穴場と言っていいでしょう。
今回は文句無く最高点。
3位
1回
2009/10訪問 2009/10/02
繁華街のど真ん中にぽっかりとあいたビルとビルの間の暗渠。
そんな袋小路をつつつと進むとその店はあります。
にじり戸を開け、店へ入ると静かなのに威勢の良い雰囲気。
それもその筈、オープンキッチンというのは西洋かぶれが過ぎますか。
いわゆる炉辺風の小料理屋です。
カウンターからは調理の様子も見て取れます。
活きのよい食材を目で楽しみながらオーダーする。
亀の手やマテ貝など、ちょっと珍しい食材も並んでいたりするのが楽しい店。
自家製はんぺんやポテトサラダなど、ごく普通のメニューもびっくりするくらいにおいしい。
割と荒らされていない、いい店です。
★2009/07 再訪
夏の醍醐味”鮎”を頂きました。
塩焼きが実に香りも食感もすばらしく、まさに夏の風味。
塩加減も、身離れの良い焼き加減も抜群。
ヤングコーン(割と大きい!)を皮のまま焼き、しょうゆとバターで味付けをしたものが
野菜の力を凝縮した旨味を魅せてくれました。
他では食べたことのない味、これはお勧めです。
厨房が見られるカウンターは食欲をそそります。
他のお客様のオーダーをついつい後追いオーダー。
頭上には小さくプロ野球中継のテレビってのが秀逸。
気取らず方の力を抜いた感じが実に素敵です。
★2009/10 再々訪
秋の味を求めて。
お通しは鉄皮、これを口にすると冬の予感がします。
ポン酢とあさつきの最強コラボが鉄皮の食感を引き立てます。
好みとしてはすだちを振ると更に良いのですが、ここはお通しなのでナシ。
真牡蠣のフライとセル牡蠣を頂きました。
サイズもちょうど良く、一口で頂ける上品な佇まい。
感動の瞬間です。
夏の岩牡蠣とはまた違った良品。
相変わらず他人のオーダーが気になり、網焼きステーキをオーダー。
サーロインでなくヒレを勧められ、そのままオーダー。
脂身の少ないワイルドな味。
「やっつけてる感」を味わえるステキなメニューでした。
切り方もイロイロアレンジしたフルーツトマトを頂き、夏を懐かしむという趣向もありました。
ココんちのメニューはホントに美しいな。
4位
1回
2009/06訪問 2009/06/21
ここも15年以上になりますかね。
高級居酒屋というか割烹。
カウンターにならんだ食材は実に季節感にあふれ美しく、目移りして困ります。
遊び人のおじさま達が和服のお姉さんと一緒に来るというのが標準的なお店。
見た目にも美しくてすばらしい。
そして完全予約というのも潔くてよいです。
日本酒をあまり飲まない私もここの青竹酒は頂いたり。
冬場に訪問が多いため、なぜだか河豚ばかり頂いてる気がします。
とは言え、割合とどんな時期でもこの店にはあったりします。
湯引き好きの私にはたまらないのです。
こういったお店は季節に関係なく、何でも仕入れられるのがすごいですね。
旬の野菜もここのは本当に野性味豊かで素晴らしい。
植物も生きてると実感します。
最近は錦も元気がないと言われつつもここは関係ないようですね。
5位
1回
2009/07訪問 2009/07/03
澄んだスープから昇る鰹節の香りがとても上品です。
カツオだけか他の節が入っているのかよく分かりませんが、とにかく上品。
麺もまた澄んだ色をして、スープの色と調和の取れた雰囲気です。
中華そばをこうやって上品にするのは手間隙かかるのだろうなと想像します。
ここでお勧めは竹の子そば。
太目の割り箸、たとえるなら、山本家の割り箸のようなサイズのシナチクが入ります。
丼にゴソっと盛られたシナチク、ここでは竹の子と呼んでいます。
これも麺とスープを邪魔しない味付け。
すばらしい歯ごたえと味わいを楽しめます。
そしてアクセントに、途中でひとつまみ入れるゆず胡椒。
さらに香りが増して、二度楽しめます。
飲んだ最後の締めは、こってりよりもこんなアッサリが体に優しくてうれしいですね。
6位
1回
2009/05訪問 2009/06/30
名物のやきはまぐりのわんこそばスタイル、これは秀逸だと感じます。
カウンター席の目の前には強化アクリルで覆われた調理場が見えます。
焼きはまぐりは殻が焼ける際に飛ぶことがあるため、そのガードなのですね。
店へ入るとなんとも芳しい、はまぐりの焼ける香りが漂っていることに気がつきます。
そして静かなのに活気を感じる従業員の動き。
派手ではないのですが、美しく落ち着いた室内の雰囲気。
これから食事を楽しむ、そんな時間がさらに楽しくなりそうな予感。
カウンターに腰掛てメニューを一読します。
三重県ではまぐり漁をしている水産会社の経営する店。
だからこそこんなスタイルで商売が出来るのでしょう。
しゃぶしゃぶも焼きはまもジューシーで語る言葉を忘れそうな味。
事実この店へ行くとボキャブラリーがひどく少なくなります。
ただただ「美味いね」だけ。
天ぷらも美味いのですが、磯部揚げが最高の出来。
こんなに美味くていいの?と思うくらいの美味さ。
予約しておけば天然ものや、幻の天然桑名産も賞味できるというお店。
私、ヘビーローテーションです。
数年来、誰にも教えずに来た店です。
台湾薬膳料理というジャンルのお店です。
名古屋の女子大小路と呼ばれる、少し品の悪い界隈。
ここにこんなに上品なお店が存在することが不思議です。
店のたたずまいから、顧客、もちろん店主の女性も。
言葉遣いから物腰から「上品」の一言。
最初にしじみを30年漬け込んだしょうゆだれで頂きます。
さまざまなスパイスがやさしくたれに浸みているのを感じる一瞬。
鼻腔に広がるスパイスの香りが、この先のメニューを期待させます。
そしてこのたれ、しじみを頂いた後にお湯で割って飲ませて頂けるのです。
秘伝のたれを頂くとまたうまい。
次に頼んだのはピータンと豆腐の和え物。
台湾の豆腐と台湾のピータン。
クセのないコンビネーションに驚くはずです。
柔らかな食感が絶妙な珍味。
ホロホロとしたネギもまたすばらしいアクセントです。
そしてメインの石頭火鍋に参ります。
火鍋と申しましても、四川の火鍋とはまったく別物。
これはすき焼き風味の鍋です。
薬膳たれで味付けした飛騨牛を独特のたれで頂くのです。
そのあとはスープを足して、おでんの様相を見せてきます。
これが体を温めてくれるのを実感します。
季節に関係なく、美味い。
最後は黒米をいれて雑炊を頂きます。
これがあっさりとしてて甘みがあって、締めというのに相応しいのです。
デザートも手作りの杏仁豆腐であったり、マンゴーの水菓子であったり。
ここにも店主の遊び心がでています。
そして翌日。
肌はつるつるで、気分は爽快。
台湾薬膳のすばらしさを再認識すること請け合いです。
後悔の念でいっぱいです。
やっぱりおかしな人が訪問するようになったみたい。
写真撮影は他のお客様が嫌がるので本当は遠慮して欲しいそうです。