今年(2010年)の春、「シルシルミシル」というテレビ番組で天下一品が特集されるにあたって、天下一品京都本店直営店限定で「幻の超こってり 1200円」というメニューが限定で発売されました。
が、それにともなって、全国で、個人的に顧客の要望に従って「超こってり」や「こてこて」という名のサービスをしていたお店に、一斉に「禁止令」が出たらしく、ことごとくそれらのお店で「超こってり」はやってもらえなくなってしまった……という話が流れました。その中の一軒が、この府中中河原店。
今はもうお店の方に聞いてみても「やってません」と言われるだけ……。無念ですが、実際に僕は食べさせていただいたわけですので、記録だけここに残しておこうと思います。
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2009.8. 【出た!!超こってり!!】
天下一品マニアの間で垂ぜんの的である、幻の裏メニュー「超こってり」。
食べログでは、大阪の2店舗
天下一品 寝屋川店と
天下一品 三国店だけでしか食べられず、以前やっていた
天下一品 水道橋店は今はもうやっていない、ということが今まで報じられてきており、「超こってり」食べたさにわざわざ寝屋川や三国にまで足を運んだという人がいるくらい(←僕ですが)でした。
がっ!!先日、mixiの「天下一品こってりラーメン」というコミュニティの書き込みを隅から隅までさらってみたところ、何人かの方から「超こってりやってくれましたよ」という報告が上がっておりました。で、その中に、この中河原店を挙げている方が一人いらっしゃいまして、まさかこんな近くのお店で、と、早速行って参りました。
このお店の女性オーナーは
天下一品 相模原店と2軒を持っていらっしゃる、東京天一の中では独特のお店。相模原店も、お願いをいろいろ聞いてくださる素敵なお店でしたので、もしかすると、「超こってり」を頼んだ人のオーダーに応えよう、と努力してみてくださったのが始まりだったのかもしれません。
カウンターに座って、「ネットで、超こってりをやってくださる、と聞いたんですが」と店員さんに伝えると、「ちょと待ってくださーい」と中国なまりで答えて、店員さんは奥へ。
すぐに男性の店長さん(?)がやってきて、「はい?なんですか?」とおっしゃるので、「こちらのお店で超こってりというのをやってくださる、という話を聞いたのですが本当ですか?」と聞いてみました。すると……。
店長さん「スープ増し100円を頼んでいただければ、それを煮詰める、ってことはできますが、あんまりオススメできませんよー」
僕「いやいや、本当にやってくださるんですね?是非お願いします」
店長さん「100円分でも200円分でも、ご希望をおっしゃっていただければいくらでも濃くしますが」
僕「えぇっ?!じゃ、200円分で!!」
店長さん「それと、超こってりの場合は、麺は堅めに茹でますね。普通にすると食べられないと思いますので」
僕「た・食べられない?」
店長さん「えぇ。くっついちゃって」
僕「く・くっついちゃうぅぅ?……わかりました」
……仰天です。あまりにも普通に受け入れてくださるので。
どきどきしながら待っていると、店員さんが「はい、こてこて、チャーシューです」と持って来てくださいました。やはり「こてこて」という呼び名があるわけですな……。これは裏メニューながらこのお店では公式メニューってことですな。
頼むときは「スープ200円増しでこてこてに煮詰めてください」と頼めばよいかと思います。
さて、丼を受け取ると……うぎゃぁぁっっ!!寝屋川店の記憶が一瞬で甦りましたっ!!いや、あれより濃いかも……。三国店のはおそらく「あっさり」に使う背脂を足したものと推測されるのですが、こちらのは間違いなく煮詰めてますっ!!
超こってりに出会ったときにまず最初にしなければならないこと、それは……「箸が立つかどうかを確認する」。
いやー、もう、見た目から間違いなく立つでしょう……さくっ……ふつーーーに立ちました。みじろぎもせずに、立ち続ける箸。
それではまず、スープを一口。レンゲをずぶぶっと差し込み、持ち上げようとすると……お・重い……。
そしてすすってみますと……もう、これ、おいしくなぁぁいっ!!でも感動ぅぅっ!!
でろでろのどろどろのだぽだぽ。いやぁぁんっ!!でも食べちゃうぅぅっ!!
具を全部スープに浸すために、全体をひっくり返します。ぐももも、重いぃぃぃっ!!
それから、麺を持ち上げようとすると、ふぬぬぬ、上がらねぇぇぇっ!!
通常の天一の、3倍ぐらいのスープがしがみついてくるのですっ!!
ここまで来ますと、味は無いと申しますか、野菜を煮込んだ甘さが強調されて、じゃがいものポタージュの失敗したヤツみたいな感じになっちゃいます。醤油ダレを一回し入れてみても、まったく変化を感じません。辛子ニンニクを投入。混ぜようとしても、「固体VS固体」って感じで、混ざらなぁぁぁぁぁぁいっ!!
それでも必死で食べて、スープも飲んで、もう、あと一息、というところでお腹が「もうよせっ!!」と悲鳴を上げました。
僕「申し訳ありません、さすがに、スープ全部は飲めませんでした」
店長さん「いえいえ、そうでしょうとも。でも、もっと濃いのを頼まれる方もいらっしゃるんですよぉ」
僕「ひょえー、やっぱり、いるんですねぇー」
店長さん「でも、本店はこんなもんじゃないみたいだし……」
僕「いえいえ、最近の本店は、普通ですよ−」
店長さん「行かれたんですか?」
僕「はい。天一、大好きなんでっ!!」
店長さん「ありがとうございます、これからもよろしくお願いします」
……くれぐれも申し上げますが、最低でも10店舗以上食べ歩いた、という相当の天下一品好きの人以外には、「超こってり」はオススメいたしません。これはもう、僕たち「天一好き」を通り越して「信者」にとっての踏絵のようなもの……。「超こってりをやってくれるお店を発見する」「そして食べる」……これだけのために存在しているものなのです……。
いやぁ、それにしても顧客の要望になんでも応えようとする、前向き中河原天一。素敵です。
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……ちなみに、もう二度とネットには書きませんが、今でもやってくれているお店を、僕は知っています……。